
Affinity / Affinity
Artwork : KeefLabel : VERTIGO
Country : U.K
Released : 1970
おや、池の畔に少女が…
「なあお嬢ちゃん、おじちゃんと一緒に遊ばへん…って、バ◯アかよ!」
なんて経験は、ジェントルな皆様なら誰でもお有りかと思いますが、ええ、やっちまいましたよ、私も。新宿の街をぶらついていたら、日傘をさしてぼんやりと座っている可憐(そう)な少女の姿に目を奪われたのだが、その時は声をかけずに立ち去ってしまった。しかしその娘の事がどうしても忘れられず、或る日偶然後ろ姿を見掛けたので、思い切って声をかけたら、振り向き様にやたらと野太い擦れ気味の声が返ってきて…
「なんだ、バ◯アかよ」
↓
グーで殴られました。
うぅ〜ん、おかしいなあ、てっきりロリータボイスの少女が歌うフォークロックだとばかり思っていたのに、いざ聴いてみると、野太いハスキーボイスのオネーチャンが歌う芋臭いジャズロックだったでござる。にんともかんとも。
ジャケ買いなんかするもんじゃねえな…('A`)
などと思った瞬間であった。
この作品、60〜70年代ブリティッシュロックマニアの間では名作扱いされているんだけど、正直、ジャケットに因る所が大きい様な…。実際、60歳代の洋モノマニアの知人に訊いてみても、「まあ、曲は今いちだよねえ。(苦笑)」という返事が返ってくるし、所謂「想い出補正」が多分に掛かっているんじゃないだろうか。しかもオリジナルと比べると私が持っている再発版は黄ばんでいるし…。どうせジャケ買いするなら当時新宿某店で大量に持て余していた再発LP盤にしておけば良かった。右も左も分からない世間知らずなお上りさんを弄ぶとは、正に魔都新宿!
「もうあの頃には戻れんのんよ!」
ロリ度:★
ババ度:★★★★
ムー度:★★★★
一応フォローしておくと、曲自体はそんなに悪くは無いです。ただ、ジャケットから想起する様な音楽性を期待すると…