
Aegis / Theatre of Tragedy
Artwork : SubtopiaLabel : Massacre
Country : Norway
Released : 1998
ノルウェー産ロックバンドの3作目。元々は男性デスヴォイスと儚げな女性ソプラノヴォイスを対比させるスタイルの、暗くてスローなゴシック・デスメタルをやっていた。このアルバムではデスメタル的な要素は殆ど薄れ、男性ボーカルは呟く様なスタイルに変化し、ギターの音もあまりメタリックでは無くなっているので、メタルが苦手な人でもそこそこ楽しめると思う。ただ全体的に暗いので、聞き手を選ぶ事に代わりは無さそうだ。私が所有しているのはAVALONから出た国内盤で、ボーナストラックが2曲追加されている。解説にはライターさんの寒い自分語りが書かれていて萎える。当時はこんなんでギャラが貰えてたんですね…。
ボーカルのリヴ・クリスティン嬢は、この頃はポッチャリした体型だったんだけど、その後別人かと思う位にスレンダーな美女に化けた。当時から唾を付けていたATROCITYのボーカリスト、アレクサンダー・クルルの見る目は正しかった様だ。それから5年後、バンドをクビになったクリスティン嬢と夫のクルルはLeaves' Eyesと云うバンドを結成することになる。
因みに、ジャケット及びパッケージデザインを手がけているSubtopia社は、2003年に活動停止している。
メランコリック度:★★★★★
ナルシス度 :★★★★
ポッチャリ度 :★★★★